夜間にキャンパス等を警備している警備員の負担緩和を目指し,ドローンを用いて夜間警備を空中から自動で行うことで人件費削減や警備の効率化を図る.しかし,夜間にドローン1台のみで警備を行うことは困難である.本研究では,赤外線カメラとプロジェクタを搭載したドローンを開発することで,1台のドローンのみでの夜間警備を実現しようと検討している.赤外線カメラを用いることで,夜間でも人間の検出が可能となり,夜間警備への応用が期待できる.また,ドローンにプロジェクタを搭載することでカメラによる一方的な監視のみではなく,人への情報投影も実現可能である.赤外線カメラとプロジェクタを組み合わせることで,夜間の警備を1台のドローンのみで完結させ,警備員の労働力不足改善,負担の緩和を目指す.