片麻痺患者は麻痺側の腕を日常生活に用いることが困難であり,非麻痺側上肢を日常的に使用している. そのため,手すりを握っての階段の上り下りなどが難しい場面が存在する.また,リハビリテーションの観点からも日常的に麻痺側上肢を使用することは運動機能の改善につながることが知られている.以上の理由により本研究では,片麻痺患者の麻痺側上肢の日常的使用をサポートするために把持という動作に着目し,人間の把持力をサポートする外骨格型デバイスの開発を目指す.

アドバンスド・インテリジェント・システム研究室